[モウセンゴケ]

[キツネノツメガイソウ]


   モウセンゴケ科

セラセニア科



  学名 Drosera rotundifolia

学名 Heriamphora





葉にある繊毛の先から甘い匂いを出し

一枚の葉が筒状に丸まっており葉の先端や花から酩酊作用のある蜜を出す


近づいてきた虫を粘液で絡み取りゆっくり吸収する。

一度葉のなかに落ちると逆さに生えた棘の所為で出られなくなる









向けられる笑顔

絡みつく蜜が奏でる水音





伸ばされる腕

乱れる呼吸





わたしをみつめる瞳

桃色の唇から漏れる甘い声






「先輩……大好き…」






わたしを呼ぶ時だけ

濃密な君の香りに





甘くなる声

理性は吹き飛んで






誘われて

強欲なオレの心と





攫われて

高揚する身体総てが





絡め捕られたら最後

を欲する






貴方の腕の中で

君の甘い甘い真っ白な罠





ゆっくりと融かされるだけ

抗えず、また堕ちてゆく





食虫植物のススメ
喰っても喰われても
側に居られるなら其れで善い









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